2019.02.17(Sun)
京都・大阪・神戸名建築さんぽマップで近代建築を巡る@その3 壬生・烏丸御池ルート
京阪神の近代建築を効率的に巡れるさんぽ本、「京都・大阪・神戸名建築さんぽマップ」を片手に近代建築を巡る新企画!
企画説明はこちらをご覧ください。
第3回目の今回は「壬生・烏丸御池ルート」をご紹介します。
下記で狭井浅男が歩いた地図ルートが見られます。参考にしてください。
今回のルートはこちらです。
この本の特徴は駅からスタートして、10件程度の近代建築を1・2時間掛けて巡って駅へと帰るルート設定がされています。
今回のルートのスタートは「二条駅」でゴールは「烏丸御池」となっています。

最初の近代建築は「芋松温泉(築不詳)」から
立派な唐破風が印象的な銭湯です。

右から読む看板という事は戦前からの建物であると思われます。

日本写真印刷にある工場群
築不詳ですが、明治~大正の赤レンガ工場だと思います。

赤レンガ工場は敷地内に何棟も建っておりますが敷地に入る事が出来ないのでイイ感じの写真が撮れないのが残念です。

同じく日本写真印刷の敷地に建っています「日本写真印刷旧本館(1906年(明治39年))」
白壁がカッコいいですね。

赤レンガ工場も旧本館も敷地の中に入る事ができないので門の外からズームして撮影しました。
カッコいい建物なので正面から写したかったなぁ・・。

「旧京都市立教業小学校(1932年(昭和7年))」

三角の出窓がカッコいいっすね。
丸窓やアーチが好きな私ですが、これだけ主張が強くてエッジが効いているデザインであれば三角もカッコいい。

「旧川崎家住宅(1926年(昭和元年))」

和と洋か折り重なった建物となっています。
上手く調和がとれているというか、馴染んでして違和感がないのが素晴らしいです。

「旧京都市立明倫小学校(1930年(昭和5年))」
現在は京都芸術センターとして再利用されています。

建物中には自由に入る事ができるので失礼します。

玄関ポーチにはセンスのいいステンドグラスが設置されています。

玄関ホール
小ぶりながらも綺麗な白壁と上品な壁のアーチが高級感を醸し出していますね。

私の大好きな丸窓ちゃんもちゃんとありますね♪

板張りの床と腰板のシックな仕上がりがホントにカッコいい。
建物内は油引きの良い匂いがしました。

講堂の舞台上には校章が残っていました。
校章もカッコいいっすね。

講堂は芸術家の作品の発表の場となっていました。

実は私、青銅色も大好きなんです。
なので、窓越しに見えたこちらの青銅色の雨どいを見た瞬間、、、、萌え~ってなっちゃいました。

アーチ窓に・・・

丸窓♪
良いですね~。

スロープになっているところを発見しました。
緩やかな傾斜のスロープなので階段だったのをスロープにしたとは考えにくい造りとなっているので、建築当初からスロープだったんでしょうか?
だとしたら最先端のバリアフリー思想ですよね。

今回一番気に入ったのがこの一枚。
アーチ窓と丸窓が絶妙な配置で収めた超カッコいい写真だと思いませんか?

「旧北國銀行京都支店(1916年(大正5年))」

青銅色の塔屋
信号を渡った対岸から見ると全体が見えました。

今度は近づいてみます。
レンガがとても細かいですねぇ。
レンガが小さいと、格子模様も細かくなるので女性的な美しい印象を受けますね。

女性的な印象だからかそうなのかは分かりませんが、現在入店しているお店は女性に大人気のディーンアンドデルーカです。

中はベーカリーカフェとなっていて銀行時代の面影は無いと思いきや、奥に金庫がそのまま残っていました。

「旧笹屋倉庫(築不詳)」

元は運送会社の馬小屋だったそうです。
アーチ部分に「さ」と書いてあるのは笹屋のさなんでしょうね。

「旧京都商工銀行(1908年(明治41年))」
現在はウィングス京都という男女共同参画センターになっています。
この写真を見たらどこが近代建築やねんとツッコミたくなりますが、、、

少し目線を移すと、外壁が保存されています。
保存してくれるのはとてもありがたいのですが、折角の近代建築が植木で見え辛いですよぅ。

「旧第一銀行京都支店」現在はみずほ銀行京都中央支店として営業されている建物です。
「京都・大阪・神戸名建築さんぽマップ」には載っていないけど、歩いていると、これは歴史ある建物じゃないですか?と思ってパチリ。
赤レンガに白い石を散りばめる手法は辰野建築を思わせるので帰ってから調べてみたら、、、

建物は確かに(1906年(明治39年))に竣工された辰野金吾設計の建物でした。
ではなぜ「京都・大阪・神戸名建築さんぽマップ」に載っていないかというと、平成11年に、耐震性の問題から取り壊されたとのことです。
その際、耐震補強も外観の保存や再利用されることは一切なく、同じ場所に同じデザインの建物を作っただけとの事です。
なんと中途半端な再建・・・。
せめて外観の保存くらいはしてほしかったな・・・。

「旧西村貿易会社(1920年(大正9年))」

現在はテナントビルとして活用されています。

「旧京都中央電話局(1926年(昭和元年))」
近代建築巡りをすると必ず出てくると思っていましたが、3回目にして出てきてしまいました・・・。

旧京都中央電話局の後、新風館として商業利用されていましたが、2016年に新風館が閉館してしまいました。
今後は保存しながらホテルに再開発されるという事なのでホッとしましたが、現役時代の姿を収める事が出来なかったのは残念でした。

最後は烏丸御池駅でゴール!

今回も楽しい近代建築巡りでした。
企画説明はこちらをご覧ください。
第3回目の今回は「壬生・烏丸御池ルート」をご紹介します。
下記で狭井浅男が歩いた地図ルートが見られます。参考にしてください。
今回のルートはこちらです。
この本の特徴は駅からスタートして、10件程度の近代建築を1・2時間掛けて巡って駅へと帰るルート設定がされています。
今回のルートのスタートは「二条駅」でゴールは「烏丸御池」となっています。

最初の近代建築は「芋松温泉(築不詳)」から
立派な唐破風が印象的な銭湯です。

右から読む看板という事は戦前からの建物であると思われます。

日本写真印刷にある工場群
築不詳ですが、明治~大正の赤レンガ工場だと思います。

赤レンガ工場は敷地内に何棟も建っておりますが敷地に入る事が出来ないのでイイ感じの写真が撮れないのが残念です。

同じく日本写真印刷の敷地に建っています「日本写真印刷旧本館(1906年(明治39年))」
白壁がカッコいいですね。

赤レンガ工場も旧本館も敷地の中に入る事ができないので門の外からズームして撮影しました。
カッコいい建物なので正面から写したかったなぁ・・。

「旧京都市立教業小学校(1932年(昭和7年))」

三角の出窓がカッコいいっすね。
丸窓やアーチが好きな私ですが、これだけ主張が強くてエッジが効いているデザインであれば三角もカッコいい。

「旧川崎家住宅(1926年(昭和元年))」

和と洋か折り重なった建物となっています。
上手く調和がとれているというか、馴染んでして違和感がないのが素晴らしいです。

「旧京都市立明倫小学校(1930年(昭和5年))」
現在は京都芸術センターとして再利用されています。

建物中には自由に入る事ができるので失礼します。

玄関ポーチにはセンスのいいステンドグラスが設置されています。

玄関ホール
小ぶりながらも綺麗な白壁と上品な壁のアーチが高級感を醸し出していますね。

私の大好きな丸窓ちゃんもちゃんとありますね♪

板張りの床と腰板のシックな仕上がりがホントにカッコいい。
建物内は油引きの良い匂いがしました。

講堂の舞台上には校章が残っていました。
校章もカッコいいっすね。

講堂は芸術家の作品の発表の場となっていました。

実は私、青銅色も大好きなんです。
なので、窓越しに見えたこちらの青銅色の雨どいを見た瞬間、、、、萌え~ってなっちゃいました。

アーチ窓に・・・

丸窓♪
良いですね~。

スロープになっているところを発見しました。
緩やかな傾斜のスロープなので階段だったのをスロープにしたとは考えにくい造りとなっているので、建築当初からスロープだったんでしょうか?
だとしたら最先端のバリアフリー思想ですよね。

今回一番気に入ったのがこの一枚。
アーチ窓と丸窓が絶妙な配置で収めた超カッコいい写真だと思いませんか?

「旧北國銀行京都支店(1916年(大正5年))」

青銅色の塔屋
信号を渡った対岸から見ると全体が見えました。

今度は近づいてみます。
レンガがとても細かいですねぇ。
レンガが小さいと、格子模様も細かくなるので女性的な美しい印象を受けますね。

女性的な印象だからかそうなのかは分かりませんが、現在入店しているお店は女性に大人気のディーンアンドデルーカです。

中はベーカリーカフェとなっていて銀行時代の面影は無いと思いきや、奥に金庫がそのまま残っていました。

「旧笹屋倉庫(築不詳)」

元は運送会社の馬小屋だったそうです。
アーチ部分に「さ」と書いてあるのは笹屋のさなんでしょうね。

「旧京都商工銀行(1908年(明治41年))」
現在はウィングス京都という男女共同参画センターになっています。
この写真を見たらどこが近代建築やねんとツッコミたくなりますが、、、

少し目線を移すと、外壁が保存されています。
保存してくれるのはとてもありがたいのですが、折角の近代建築が植木で見え辛いですよぅ。

「旧第一銀行京都支店」現在はみずほ銀行京都中央支店として営業されている建物です。
「京都・大阪・神戸名建築さんぽマップ」には載っていないけど、歩いていると、これは歴史ある建物じゃないですか?と思ってパチリ。
赤レンガに白い石を散りばめる手法は辰野建築を思わせるので帰ってから調べてみたら、、、

建物は確かに(1906年(明治39年))に竣工された辰野金吾設計の建物でした。
ではなぜ「京都・大阪・神戸名建築さんぽマップ」に載っていないかというと、平成11年に、耐震性の問題から取り壊されたとのことです。
その際、耐震補強も外観の保存や再利用されることは一切なく、同じ場所に同じデザインの建物を作っただけとの事です。
なんと中途半端な再建・・・。
せめて外観の保存くらいはしてほしかったな・・・。

「旧西村貿易会社(1920年(大正9年))」

現在はテナントビルとして活用されています。

「旧京都中央電話局(1926年(昭和元年))」
近代建築巡りをすると必ず出てくると思っていましたが、3回目にして出てきてしまいました・・・。

旧京都中央電話局の後、新風館として商業利用されていましたが、2016年に新風館が閉館してしまいました。
今後は保存しながらホテルに再開発されるという事なのでホッとしましたが、現役時代の姿を収める事が出来なかったのは残念でした。

最後は烏丸御池駅でゴール!

今回も楽しい近代建築巡りでした。
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2019.01.15(Tue)
京都・大阪・神戸名建築さんぽマップで近代建築を巡る@その2 河原町御池ルート
京阪神の近代建築を効率的に巡れるさんぽ本、「京都・大阪・神戸名建築さんぽマップ」を片手に近代建築を巡る新企画!
企画説明はこちらをご覧ください。
第2回目の今回は「河原町御池ルート」をご紹介します。
下記で狭井浅男が歩いた地図ルートが見られます。参考にしてください。
今回のルートはこちらです。
この本の特徴は駅からスタートして、10件程度の近代建築を1・2時間掛けて巡って駅へと帰るルート設定がされています。
今回のルートのスタートは「地下鉄京都市役所前」でゴールは「烏丸御池」となっています。
最初の近代建築は「京都市役所(1931年(昭和6年))」から
京都市役所本館は、震度6強の地震で倒壊や崩壊の危険性が高いとされ、防災拠点としての機能に問題があるとして2017年から約300億円を掛けて補修工事されています。
工事では外観はそのままに、免震構造を施した建物になります。
今は囲いに覆われていますが、2020年には耐震補強工事を終えて立派な姿が見られると思います。

市役所本館耐震補強工事は通常利用されながら工事を行っているので、中に入る事ができます。
エントランス奥には立派な階段が・・・
重厚感があってめっちゃカッコいい♪

手摺の装飾とか良すぎますねぇ。
耐震補強工事をしっかりして未来へ受け継いでくれるのは嬉しい限りです。

「書林其中堂(1930年(昭和5年))」

珍しい形の欄干が萌えポイントのようなのですが、私的にはそないにグッとは・・・・・

「御池橋(築不明)」
橋銘板のレリーフがかわいいですね。

「大村益次郎卿遭難之碑(1934年(昭和9年))」「佐久間象山先生遭難之碑(1915年(大正5年))」
幕末の兵学者大村益次郎と幕末の思想家・兵学者佐久間象山の碑。
とても立派な碑ですが、高瀬川の対岸に設置されているので、この日を目指してこないとフツーに通り過ぎてしまいますね。

「島津創業記念資料館(南棟1888年北棟1894年(明治21年明治27年))」登録有形文化財
1975年に創業100周年を記念して、創業者の初代島津源蔵を偲んで開設された資料館です。

南棟側の綺麗に手入れされたお庭を抜けて資料館に入ろうとしたら、入り口には入館料の文字が・・・・・・・。
お値段は300円也・・・・考え抜いた結果入館は諦めましたぁ。

100年以上前の建物とは思えないくらい綺麗に保存されていますねぇ。

北棟にある桜の模様が入ったステンドグラスが和モダンでセンスイイですね。

名建築さんぽマップには書かれていないのですが、ご紹介したかったのでパチリ。
こちらの建物は「リッツカールトン京都」です。
2007年に施行された京都市新景観条例を遵守し軒高を15m以下にして建てられたホテルです。
鴨川越しに見ると古都京都にマッチしたラグジュアリー感はありながら落ち着いたデザインとなっており、とても景観に配慮されたのがよくわかります。

ホテル西側の細い路地側は竹林になっているのもとても感じがイイです。
余談ですが、同じ京都の中心部にあるホテルで以前、総合設計制度の適用を受け高さ制限の31mを超える「高さ58m」で1994年に竣工した京都にふさわしくない圧迫感満載の「京都ホテルおいけ本館(現京都ホテルオークラ)」。
景観のけの字もない、ケバいのを作った京都ホテルの当時の担当者にリッツカールトンの担当者の爪の垢を煎じて飲ましてやりたいわ!

またまた本には紹介されていない建物ですが、さすが京都といった印象を受けたのでご紹介。
海鮮居酒屋ニュー大文字という居酒屋さん。
二階部分を見てもらうとかなり古い建物であるのがわかります。
窪んだ窓の作りや窓枠の色使いがセンス良いです。
築年数は不明ですが、見た感じ70年は経っているように見えます。
何気ない居酒屋でもこんなにカッコよくて歴史のある建物なんて、やっぱり京都だけありますね。

「大龍堂書店(1982年改修(昭和57年))」

またまた本には無い建物をパチリ。
私、丸窓が好きなんですよ。
丸窓って洋風建築に多く使われますが、純和風の町家で丸窓ってなかなか珍しいと思います。
うーん♪カッコいい。

またまた本から脱線して丸窓ちゃん。
オサレですね。

「日本基督教団京都御幸町教会(1913年(大正2年))」
赤レンガの建物って色褪せにくいのでパッと見歴史を感じにくいのですが、こちらの教会は100年以上の歴史を誇っています。
中央の窓の装飾が障子のような枠組になっているのがオサレです。

側面の細長くアーチを描いた窓のデザインが教会っぽさを引き立てています。

「京都ハリストス正教会生神女福音聖堂(1901年(明治34年))」

先ず目に留まったのが入り口の鉄扉の十字架。
錆びないように何度も重ね塗りされているのが近づくとよくわかります。
大事に使っているんですねぇ。

名建築さんぽマップで紹介されている写真では薄いグリーン色をしていましたが、私が来た時は純白になっていました。
まだ塗り直して間がないようで、吸い込まれるような真っ白にうっとりしちゃいますね。

「二条薬業会館(1936(昭和11年))」
横には薬祖神祠という神社があるので鳥居がガッツリ建物に被っていますね。

帽子を被った人のような見た目がかわいい建物ですね。
個人的には壁の色をもう少し明るい色にしたらもっといいのになぁと思います。

「旧龍池小学校(1928年(昭和3年))」
現在は京都国際マンガミュージアムとして有効活用されています。
校庭には人工芝が敷かれ、寝転んで本を読むことが出来るようになっています。

建物の裏手、両替町通側の旧正門の装飾が美しくてうっとりしちゃいました。
はぁ・・・綺麗だわ。

烏丸御池駅に着いてゴールです。

京都・大阪・神戸名建築さんぽマップで近代建築を巡る企画はこの本を基に巡っています。
「京都・大阪・神戸名建築さんぽマップ」
企画説明はこちらをご覧ください。
第2回目の今回は「河原町御池ルート」をご紹介します。
下記で狭井浅男が歩いた地図ルートが見られます。参考にしてください。
今回のルートはこちらです。
この本の特徴は駅からスタートして、10件程度の近代建築を1・2時間掛けて巡って駅へと帰るルート設定がされています。
今回のルートのスタートは「地下鉄京都市役所前」でゴールは「烏丸御池」となっています。
最初の近代建築は「京都市役所(1931年(昭和6年))」から
京都市役所本館は、震度6強の地震で倒壊や崩壊の危険性が高いとされ、防災拠点としての機能に問題があるとして2017年から約300億円を掛けて補修工事されています。
工事では外観はそのままに、免震構造を施した建物になります。
今は囲いに覆われていますが、2020年には耐震補強工事を終えて立派な姿が見られると思います。

市役所本館耐震補強工事は通常利用されながら工事を行っているので、中に入る事ができます。
エントランス奥には立派な階段が・・・
重厚感があってめっちゃカッコいい♪

手摺の装飾とか良すぎますねぇ。
耐震補強工事をしっかりして未来へ受け継いでくれるのは嬉しい限りです。

「書林其中堂(1930年(昭和5年))」

珍しい形の欄干が萌えポイントのようなのですが、私的にはそないにグッとは・・・・・

「御池橋(築不明)」
橋銘板のレリーフがかわいいですね。

「大村益次郎卿遭難之碑(1934年(昭和9年))」「佐久間象山先生遭難之碑(1915年(大正5年))」
幕末の兵学者大村益次郎と幕末の思想家・兵学者佐久間象山の碑。
とても立派な碑ですが、高瀬川の対岸に設置されているので、この日を目指してこないとフツーに通り過ぎてしまいますね。

「島津創業記念資料館(南棟1888年北棟1894年(明治21年明治27年))」登録有形文化財
1975年に創業100周年を記念して、創業者の初代島津源蔵を偲んで開設された資料館です。

南棟側の綺麗に手入れされたお庭を抜けて資料館に入ろうとしたら、入り口には入館料の文字が・・・・・・・。
お値段は300円也・・・・考え抜いた結果入館は諦めましたぁ。

100年以上前の建物とは思えないくらい綺麗に保存されていますねぇ。

北棟にある桜の模様が入ったステンドグラスが和モダンでセンスイイですね。

名建築さんぽマップには書かれていないのですが、ご紹介したかったのでパチリ。
こちらの建物は「リッツカールトン京都」です。
2007年に施行された京都市新景観条例を遵守し軒高を15m以下にして建てられたホテルです。
鴨川越しに見ると古都京都にマッチしたラグジュアリー感はありながら落ち着いたデザインとなっており、とても景観に配慮されたのがよくわかります。

ホテル西側の細い路地側は竹林になっているのもとても感じがイイです。
余談ですが、同じ京都の中心部にあるホテルで以前、総合設計制度の適用を受け高さ制限の31mを超える「高さ58m」で1994年に竣工した京都にふさわしくない圧迫感満載の「京都ホテルおいけ本館(現京都ホテルオークラ)」。
景観のけの字もない、ケバいのを作った京都ホテルの当時の担当者にリッツカールトンの担当者の爪の垢を煎じて飲ましてやりたいわ!

またまた本には紹介されていない建物ですが、さすが京都といった印象を受けたのでご紹介。
海鮮居酒屋ニュー大文字という居酒屋さん。
二階部分を見てもらうとかなり古い建物であるのがわかります。
窪んだ窓の作りや窓枠の色使いがセンス良いです。
築年数は不明ですが、見た感じ70年は経っているように見えます。
何気ない居酒屋でもこんなにカッコよくて歴史のある建物なんて、やっぱり京都だけありますね。

「大龍堂書店(1982年改修(昭和57年))」

またまた本には無い建物をパチリ。
私、丸窓が好きなんですよ。
丸窓って洋風建築に多く使われますが、純和風の町家で丸窓ってなかなか珍しいと思います。
うーん♪カッコいい。

またまた本から脱線して丸窓ちゃん。
オサレですね。

「日本基督教団京都御幸町教会(1913年(大正2年))」
赤レンガの建物って色褪せにくいのでパッと見歴史を感じにくいのですが、こちらの教会は100年以上の歴史を誇っています。
中央の窓の装飾が障子のような枠組になっているのがオサレです。

側面の細長くアーチを描いた窓のデザインが教会っぽさを引き立てています。

「京都ハリストス正教会生神女福音聖堂(1901年(明治34年))」

先ず目に留まったのが入り口の鉄扉の十字架。
錆びないように何度も重ね塗りされているのが近づくとよくわかります。
大事に使っているんですねぇ。

名建築さんぽマップで紹介されている写真では薄いグリーン色をしていましたが、私が来た時は純白になっていました。
まだ塗り直して間がないようで、吸い込まれるような真っ白にうっとりしちゃいますね。

「二条薬業会館(1936(昭和11年))」
横には薬祖神祠という神社があるので鳥居がガッツリ建物に被っていますね。

帽子を被った人のような見た目がかわいい建物ですね。
個人的には壁の色をもう少し明るい色にしたらもっといいのになぁと思います。

「旧龍池小学校(1928年(昭和3年))」
現在は京都国際マンガミュージアムとして有効活用されています。
校庭には人工芝が敷かれ、寝転んで本を読むことが出来るようになっています。

建物の裏手、両替町通側の旧正門の装飾が美しくてうっとりしちゃいました。
はぁ・・・綺麗だわ。

烏丸御池駅に着いてゴールです。

京都・大阪・神戸名建築さんぽマップで近代建築を巡る企画はこの本を基に巡っています。
「京都・大阪・神戸名建築さんぽマップ」
2019.01.05(Sat)
京都・大阪・神戸名建築さんぽマップで近代建築を巡る@その1 三条通り界隈ルート
京阪神の近代建築を効率的に巡れるさんぽ本、「京都・大阪・神戸名建築さんぽマップ」を片手に近代建築を巡る新企画!
企画説明はこちらをご覧ください。
記念すべき第1回目の今回は「三条界隈ルート」をご紹介します。
下記で狭井浅男が歩いた地図ルートが見られます。参考にしてください。
今回のルートはこちらです。
この本の特徴は駅からスタートして、10件程度の近代建築を1・2時間掛けて巡って駅へと帰るルート設定がされています。
今回のルートのスタートは「京阪三条駅」でゴールは「京阪祇園四条駅」となっています。
最初は銅像です。
「高山彦九朗皇居望拝之像(1928年(昭和3年))」
近代建築を巡る本なのに銅像からスタートって、なんだよ!って感じがしますが、私のバイブルなのでもんくを言わないで写真をパチリ。

碑を読んでみると、京都御所に向かって拝礼している様子を銅像にしたようですね。
1928年(昭和3年)に出来た銅像ですが、銅像は戦後に復元されたとの事なので、台座のみが1928年当時のものとの事です。

「先斗町歌舞練場(1927年(昭和2年))」
三条大橋を挟んで鴨川の対岸から写しました。

歌舞練場の正面はこの後出てくる西側になるのですが、細い路地でせせこましいせいか?西側は比較的シンプルな仕上がりになっています。
それに対して鴨川越しに全体が望める東側のデザインは、六角形の窓や・・

中国の蘭陵王の舞楽面を型取った鬼瓦、

細かい細工が施された石板など華やかな造りになっていますね。

正面に回ってみました。

大きな鉄扉は道具類の搬入口なんでしょうね。

入り口
この日は催しが何もない日だったようで、静まり返っていました。

入り口の上に鬼瓦が配されています。
シンプルなデザインの西側にあるので目立ちますね。

「TIME’S(1984年(昭和59年))」
1984年って近代建築ぢゃないじゃん!
と、言いたくなりますが、あくまでもこの本は「名建築」さんぽなので近代建築だけではないのです。

じゃぁ何が名建築なの?となりますが、この高瀬川沿いに建つこの商業施設、日本を代表する世界的な建築家「安藤忠雄」が設計した建物なんですって。
ひそかにスゴイ建物だったんですね。

「富田歯科醫院(築不明)」
「京都・大阪・神戸名建築さんぽマップ」には載ってないのですが、、、

民家にしか見えない外観やのに歯医者さんであるのが京都らしいのと、「富田歯科醫院」の看板が超クールでカッコいいと思ったのでご紹介してみました。

「1928ビル(1928年(昭和3年))」
その名の通り1928年に出来たビルです。
残念な事に訪問したこの時はビルの修繕真っ最中でありまして、足場が組まれていました・・・・。
本をパラパラと読んだ時に紹介されていた、このビルの星型の窓を見るのを楽しみにしていたんですがねぇwww。
残念です。

中に自由に入れるようでしたので、入ってみました。
階段のタイルがイイ感じです。

ドアも当時のままのようですね。
綺麗に使われていますね。
扉の建具のアールがかわいいです。

「旧家邊徳時計店(1890年(明治23年))」
なにこの建物!めっちゃカッコいい。

美しいアールを描いた三連のアーチに、、

放射状に配されたフレームワークのカッコいい事この上ありませんね。
このセンスの良さ!堪りませんね。

アーチの下にある欄間のような施しがさらに上質な感じでいいっすねwww。
いやぁー、カッコいいなぁ。

「旧不動貯金銀行京都支店(1916年(大正5年))」
これまた「京都・大阪・神戸名建築さんぽマップ」には載ってないのですがカッコいい建物でしたのでパチリ。

現在は「SACRA」という商業施設になっているので中は銀行時代の様子を垣間見ることができませんでしたが、正面の威風堂々たる装飾が銀行っぽい重厚な感じが色濃く残っていますね。

「旧日本生命京都支店(1914年(大正3年))」
またまた「京都・大阪・神戸名建築さんぽマップ」には載ってないのですがカッコいい建物でしたのでご紹介。
建物ではなく東側の一面だけの保存となっていますが、

シュッとした円形の塔屋が2階建てとは思わせない高さを感じさせてくれてイイ感じです。

「旧日本銀行京都支店(1906年(明治39年))」
赤レンガに白いライン・・・。
東京駅や大阪の中央公会堂でお馴染みの辰野金吾設計の建物です。

正面にアーチがあるのがいかにも辰野金吾って感じがビシバシ伝わります。
現在は「京都文化博物館」となっていて中に入る事が出来ますので、中へ・・・。

オオオオオオオオオ・・・・・・。
美しいwwwwww。

壁面の純白に

深みのある床と天井の濃い茶色の木目・・・・。

そして細部まで繊細な仕事が施された装飾、息をのむ美しさと重厚さです。
素晴らしいです。
何時間でも見ていられるわぁ。

「中京郵便局(1902年(明治35年))」
ルネサンス様式の建物をイメージしたら浮かんできそうな、ザ・ルネサンスと言える建物です。

十字路の角に建っている建物なので十字路の対角から建物を撮るとめっちゃカッコ良く撮れるのですが、東西の道の南北の道も交通量の多い裏道的な通りになっているのでなかなか建物だけの写真を撮るのが難しかったです。

中京郵便局は現役バリバリの郵便局として現在も利用されています。
スゴイですねぇ。

「革島外科医院(1936年(昭和11年))」
ん?神戸の異人館?って思うデザインですねぇ。

うろこの家っぽい屋根がかわいいです。

三条界隈ルートの最後は「旧立誠小学校(1928年(昭和3年))」
足場が組まれているので補修工事をしているのかと思いきや・・・。

主要な外観や内装は保全した200室のホテルとして整備されるようです。
歴史ある建物を壊さずに次世代に引き継ぐ計画だったんですね。
建物ファンとして嬉しい限りです。

京都・大阪・神戸名建築さんぽマップで近代建築を巡る企画はこの本を基に巡っています。
「京都・大阪・神戸名建築さんぽマップ」
企画説明はこちらをご覧ください。
記念すべき第1回目の今回は「三条界隈ルート」をご紹介します。
下記で狭井浅男が歩いた地図ルートが見られます。参考にしてください。
今回のルートはこちらです。
この本の特徴は駅からスタートして、10件程度の近代建築を1・2時間掛けて巡って駅へと帰るルート設定がされています。
今回のルートのスタートは「京阪三条駅」でゴールは「京阪祇園四条駅」となっています。
最初は銅像です。
「高山彦九朗皇居望拝之像(1928年(昭和3年))」
近代建築を巡る本なのに銅像からスタートって、なんだよ!って感じがしますが、私のバイブルなのでもんくを言わないで写真をパチリ。

碑を読んでみると、京都御所に向かって拝礼している様子を銅像にしたようですね。
1928年(昭和3年)に出来た銅像ですが、銅像は戦後に復元されたとの事なので、台座のみが1928年当時のものとの事です。

「先斗町歌舞練場(1927年(昭和2年))」
三条大橋を挟んで鴨川の対岸から写しました。

歌舞練場の正面はこの後出てくる西側になるのですが、細い路地でせせこましいせいか?西側は比較的シンプルな仕上がりになっています。
それに対して鴨川越しに全体が望める東側のデザインは、六角形の窓や・・

中国の蘭陵王の舞楽面を型取った鬼瓦、

細かい細工が施された石板など華やかな造りになっていますね。

正面に回ってみました。

大きな鉄扉は道具類の搬入口なんでしょうね。

入り口
この日は催しが何もない日だったようで、静まり返っていました。

入り口の上に鬼瓦が配されています。
シンプルなデザインの西側にあるので目立ちますね。

「TIME’S(1984年(昭和59年))」
1984年って近代建築ぢゃないじゃん!
と、言いたくなりますが、あくまでもこの本は「名建築」さんぽなので近代建築だけではないのです。

じゃぁ何が名建築なの?となりますが、この高瀬川沿いに建つこの商業施設、日本を代表する世界的な建築家「安藤忠雄」が設計した建物なんですって。
ひそかにスゴイ建物だったんですね。

「富田歯科醫院(築不明)」
「京都・大阪・神戸名建築さんぽマップ」には載ってないのですが、、、

民家にしか見えない外観やのに歯医者さんであるのが京都らしいのと、「富田歯科醫院」の看板が超クールでカッコいいと思ったのでご紹介してみました。

「1928ビル(1928年(昭和3年))」
その名の通り1928年に出来たビルです。
残念な事に訪問したこの時はビルの修繕真っ最中でありまして、足場が組まれていました・・・・。
本をパラパラと読んだ時に紹介されていた、このビルの星型の窓を見るのを楽しみにしていたんですがねぇwww。
残念です。

中に自由に入れるようでしたので、入ってみました。
階段のタイルがイイ感じです。

ドアも当時のままのようですね。
綺麗に使われていますね。
扉の建具のアールがかわいいです。

「旧家邊徳時計店(1890年(明治23年))」
なにこの建物!めっちゃカッコいい。

美しいアールを描いた三連のアーチに、、

放射状に配されたフレームワークのカッコいい事この上ありませんね。
このセンスの良さ!堪りませんね。

アーチの下にある欄間のような施しがさらに上質な感じでいいっすねwww。
いやぁー、カッコいいなぁ。

「旧不動貯金銀行京都支店(1916年(大正5年))」
これまた「京都・大阪・神戸名建築さんぽマップ」には載ってないのですがカッコいい建物でしたのでパチリ。

現在は「SACRA」という商業施設になっているので中は銀行時代の様子を垣間見ることができませんでしたが、正面の威風堂々たる装飾が銀行っぽい重厚な感じが色濃く残っていますね。

「旧日本生命京都支店(1914年(大正3年))」
またまた「京都・大阪・神戸名建築さんぽマップ」には載ってないのですがカッコいい建物でしたのでご紹介。
建物ではなく東側の一面だけの保存となっていますが、

シュッとした円形の塔屋が2階建てとは思わせない高さを感じさせてくれてイイ感じです。

「旧日本銀行京都支店(1906年(明治39年))」
赤レンガに白いライン・・・。
東京駅や大阪の中央公会堂でお馴染みの辰野金吾設計の建物です。

正面にアーチがあるのがいかにも辰野金吾って感じがビシバシ伝わります。
現在は「京都文化博物館」となっていて中に入る事が出来ますので、中へ・・・。

オオオオオオオオオ・・・・・・。
美しいwwwwww。

壁面の純白に

深みのある床と天井の濃い茶色の木目・・・・。

そして細部まで繊細な仕事が施された装飾、息をのむ美しさと重厚さです。
素晴らしいです。
何時間でも見ていられるわぁ。

「中京郵便局(1902年(明治35年))」
ルネサンス様式の建物をイメージしたら浮かんできそうな、ザ・ルネサンスと言える建物です。

十字路の角に建っている建物なので十字路の対角から建物を撮るとめっちゃカッコ良く撮れるのですが、東西の道の南北の道も交通量の多い裏道的な通りになっているのでなかなか建物だけの写真を撮るのが難しかったです。

中京郵便局は現役バリバリの郵便局として現在も利用されています。
スゴイですねぇ。

「革島外科医院(1936年(昭和11年))」
ん?神戸の異人館?って思うデザインですねぇ。

うろこの家っぽい屋根がかわいいです。

三条界隈ルートの最後は「旧立誠小学校(1928年(昭和3年))」
足場が組まれているので補修工事をしているのかと思いきや・・・。

主要な外観や内装は保全した200室のホテルとして整備されるようです。
歴史ある建物を壊さずに次世代に引き継ぐ計画だったんですね。
建物ファンとして嬉しい限りです。

京都・大阪・神戸名建築さんぽマップで近代建築を巡る企画はこの本を基に巡っています。
「京都・大阪・神戸名建築さんぽマップ」
2018.12.31(Mon)
バイブル発見!新企画始動!@京都・大阪・神戸名建築さんぽマップで近代建築を巡る
前々回の記事であべのハルカス美術館で開かれていた太陽の塔展での模様をご紹介しましたが、そのあべのハルカス美術館内にあるお土産屋さんで、なんかイイ物ないかなぁと物色していたら、書籍コーナーである本に目がいきました。
それがこちらのリンクにあります「京都・大阪・神戸名建築さんぽマップ」です。
私は近代建築やビルなどの建築物が好きなので本屋さんに立ち寄ると建築関係のコーナーにも行くのですが、大型書店ではなく近所の小さな本屋さんに行く事が多いので、こう言ってはなんですが品揃えが少々悪いところがあってそこそこの本はあるんですが、なかなか私好みの見やすい本に出合えなかったんですよね~。
そんな時に本屋さんでもないお土産屋さんの書籍コーナーにあったこの本を手にしてパラパラとページをめくった瞬間に感じた衝撃!
「なんやこの本めっちゃ見やすい!!」
建築に関して素人の私には難しい用語を並べ長文をひたすら書き綴るといったこの類の本に良くある書き手のドヤ感満載の本は私にとっては見にくくて分かり難い本そのものなんですが、この本は分かりやすい簡単な解説文で文字も短くて分かりやすい!
必要最低限の情報のみを伝える感じでドヤ感もなくてとてもイイですね。
しかもこの本のスゴイところは、本だけの情報を見て近代建築を鑑賞してというものではなく、この本を片手に実際の近代建築を見に行って下さいという構成になっているので、各地に点在している近代建築を効率よく歩いて回れるようにマップにルートが記載されている親切な本になっているんですよ!
「おおーーーこりゃぁええわ!!」
素人の私でも見やすくてそして実際の近代建築を見やすいって最高じゃないですか!
その瞬間もう私の中ではこの本を片手に京都・大阪・神戸の近代建築をこの本に沿って巡る事を決めていました。
と、いうわけで、新企画が始動します。
題して「京都・大阪・神戸名建築さんぽマップで近代建築を巡る」です。
ルートは京都19ルート、大阪22ルート、兵庫9ルートの全部で50ルート、約500もの近代建築を巡れるようになっています。
この新企画では1記事1ルートをご紹介させていただき、50ルート全部を巡る長期企画とします。
京都・大阪・神戸名建築さんぽマップに沿って近代建築を撮影した写真や感想をご紹介する内容となりますが、なんせ私は専門知識が無い素人の建物好きなので、感想はザックリしたものになりますので詳しい人からしたら「なんやこの薄い内容は」と感じるかもしれませんがそこは素人なのでご了承下さい。
逆に詳しい方にご教授いただけるととてもありがたいと思います。
なんせそんな感じで、思わぬところで私好みの心震える楽しい本に出合えたのでこの本を片手に京阪神を巡ってみたいと思いますので次回以降ジャンジャンご紹介していきたいと思います。
それがこちらのリンクにあります「京都・大阪・神戸名建築さんぽマップ」です。
私は近代建築やビルなどの建築物が好きなので本屋さんに立ち寄ると建築関係のコーナーにも行くのですが、大型書店ではなく近所の小さな本屋さんに行く事が多いので、こう言ってはなんですが品揃えが少々悪いところがあってそこそこの本はあるんですが、なかなか私好みの見やすい本に出合えなかったんですよね~。
そんな時に本屋さんでもないお土産屋さんの書籍コーナーにあったこの本を手にしてパラパラとページをめくった瞬間に感じた衝撃!
「なんやこの本めっちゃ見やすい!!」
建築に関して素人の私には難しい用語を並べ長文をひたすら書き綴るといったこの類の本に良くある書き手のドヤ感満載の本は私にとっては見にくくて分かり難い本そのものなんですが、この本は分かりやすい簡単な解説文で文字も短くて分かりやすい!
必要最低限の情報のみを伝える感じでドヤ感もなくてとてもイイですね。
しかもこの本のスゴイところは、本だけの情報を見て近代建築を鑑賞してというものではなく、この本を片手に実際の近代建築を見に行って下さいという構成になっているので、各地に点在している近代建築を効率よく歩いて回れるようにマップにルートが記載されている親切な本になっているんですよ!
「おおーーーこりゃぁええわ!!」
素人の私でも見やすくてそして実際の近代建築を見やすいって最高じゃないですか!
その瞬間もう私の中ではこの本を片手に京都・大阪・神戸の近代建築をこの本に沿って巡る事を決めていました。
と、いうわけで、新企画が始動します。
題して「京都・大阪・神戸名建築さんぽマップで近代建築を巡る」です。
ルートは京都19ルート、大阪22ルート、兵庫9ルートの全部で50ルート、約500もの近代建築を巡れるようになっています。
この新企画では1記事1ルートをご紹介させていただき、50ルート全部を巡る長期企画とします。
京都・大阪・神戸名建築さんぽマップに沿って近代建築を撮影した写真や感想をご紹介する内容となりますが、なんせ私は専門知識が無い素人の建物好きなので、感想はザックリしたものになりますので詳しい人からしたら「なんやこの薄い内容は」と感じるかもしれませんがそこは素人なのでご了承下さい。
逆に詳しい方にご教授いただけるととてもありがたいと思います。
なんせそんな感じで、思わぬところで私好みの心震える楽しい本に出合えたのでこの本を片手に京阪神を巡ってみたいと思いますので次回以降ジャンジャンご紹介していきたいと思います。
2018.12.30(Sun)
開放感がハンパないね@大阪市阿倍野区 あべのハルカス展望台
大阪市阿倍野区にあります「あべのハルカス展望台」に行ってきました。
前回の記事でご紹介した、あべのハルカス美術館で太陽の塔展を堪能した後、展望台へと向かいました。
美術館がある16階から近未来的な光が降り注ぐシースルー構造のエレベーターに乗って、

一気に60階の・・・

288mへ!

エレベーターの扉が開いたらそこは超高層♪
60階の展望フロアの高さは288m。
異次元の高さです。
広々としたフロアーは全面ガラス張りとなっているので・・

眼下には大阪の街が広がっています。
おおー高けーー
この写真は東側の八尾方面です。
天王寺バイパスと、JR阪和線、JR大和路線、JR環状線のクロスがイイ感じですね。

こちらはJR天王寺駅

天王寺動物園とてんしば

通天閣、高さ103mのタワーなので288mの高さから見たらかなり低いですね。

難波周辺
一昔前は南海サウスタワーホテル(現スイスホテル南海大阪)くらいしか高層ビルがありませんでしたが、だいぶ難波界隈の高層ビルも賑やかになってきましたね。

梅田・中之島周辺
言わずと知れた西日本一の超高層ビル密集地です。
高層ビルが多すぎて奥のビルが見えないところもありますね。
かなり高層ビルが密集している摩天楼ぶりですが、梅田・中之島周辺は大阪空港の航空法に関する高さ制限でビルの高さが約170m~約200mまでに制限されているので梅田・中之島界隈の高層ビルで200mを超すビルは存在していません。
西日本一の超高層ビル密集地なんですから200m超えの超高層ビルが欲しいところですよねぇ・・。
高さ制限の緩和とかないんでしょうかねぇ。

ふと裏側を見ると、あべのハルカス展望台の目玉イベント「エッジザハルカス」を体験しているグループがいらっしゃいますね。

命綱をしていますが、手摺の前は壁のない300m上空です。
おおーーコワ。

あべのハルカスは日本で初めて300mの高さに到達した超高層ビルです。
しかし、展望台がある60階は高さ288mで、高さ300mではありません。
ホントの300mは60階の展望フロアの上にあるヘリポートです。
折角展望台に来たんだったら、やっぱり300mの高さを体験したい!というわけで別途500円を支払うと体験できる「ヘリポートツアー」に参加してみました。

ヘリポートの周りには柵がありますが柵には触ってはダメという案内をされます。
実際にヘリコプターが降りる時は柵が動いて平になる可動式の柵になっているそうです。

高さ60m以上の建物には航空法で設置が義務付けられている航空障害灯
夜になると高層ビルから赤い光が点灯もしくは点滅している光景が見られますと思いますが、それがこれです。
近くで見ると思っていた以上に大きいと感じます。

北東側の隅には大阪市消防局と書かれた機械が設置されています。
係りの人にこれは何ですか?と聞いてみたら、大阪市内で火災が起こった際に、現場を撮影する高性能ズームカメラとのことです。
なるほど、300m高さからだと遮るものがないから広範囲を撮影できますもんね。

ヘリポートの北西側には300mを意味する300の数字が床に書かれていますので梅田方面の超高層ビルを背景にパチリ。
なかなかの映えポイントですね。

改めて300mの高さでガラスなどの遮るものが無い状態で撮影してみました。
難波から淀屋橋にかけて。

ちょっと角度を変えて心斎橋から梅田にかけて。
スマホ撮影でしたのでズーム性能に限界がありますね。

真ん中に写っているOAPタワーの右上の微かに写っている丸いのが万博公園にある日本一の大きさを誇る観覧車、「大阪ホイール」です。
この日はちょっと霞んでいるからぼやけていますが晴れていたらもっとクッキリ見えるそうです。

大阪城公園・OBP周辺
左端に写っている高層ビル、クリスタルタワーの左下に大坂城天守閣が写っています。
大阪城は地上からの高さが58mと平城としてはなかなかの高さを誇る城ですが、超高層ビル群と一緒に写すと地味になっちゃいますね。

最後は同じ300mの高さから写したエッジザハルカス
夕刻の太陽光が反射した木津川とのコントラストがイイですね。
それにしてもコワそう。

六本木ヒルズの屋上から見た東京の風景と比べるとやっぱり超高層ビルの密集度は体感的には5分の1くらいと感じました。
東京に比べるとまだまだビルの数は少ないですが、2025年の大阪万博の開催が決定したので、今後起こるであろう建設ラッシュにより大阪の摩天楼がどんどん広がる事を期待します。
今度は一眼レフカメラを持って来たいと思います。
あべのハルカス展望台
前回の記事でご紹介した、あべのハルカス美術館で太陽の塔展を堪能した後、展望台へと向かいました。
美術館がある16階から近未来的な光が降り注ぐシースルー構造のエレベーターに乗って、

一気に60階の・・・

288mへ!

エレベーターの扉が開いたらそこは超高層♪
60階の展望フロアの高さは288m。
異次元の高さです。
広々としたフロアーは全面ガラス張りとなっているので・・

眼下には大阪の街が広がっています。
おおー高けーー
この写真は東側の八尾方面です。
天王寺バイパスと、JR阪和線、JR大和路線、JR環状線のクロスがイイ感じですね。

こちらはJR天王寺駅

天王寺動物園とてんしば

通天閣、高さ103mのタワーなので288mの高さから見たらかなり低いですね。

難波周辺
一昔前は南海サウスタワーホテル(現スイスホテル南海大阪)くらいしか高層ビルがありませんでしたが、だいぶ難波界隈の高層ビルも賑やかになってきましたね。

梅田・中之島周辺
言わずと知れた西日本一の超高層ビル密集地です。
高層ビルが多すぎて奥のビルが見えないところもありますね。
かなり高層ビルが密集している摩天楼ぶりですが、梅田・中之島周辺は大阪空港の航空法に関する高さ制限でビルの高さが約170m~約200mまでに制限されているので梅田・中之島界隈の高層ビルで200mを超すビルは存在していません。
西日本一の超高層ビル密集地なんですから200m超えの超高層ビルが欲しいところですよねぇ・・。
高さ制限の緩和とかないんでしょうかねぇ。

ふと裏側を見ると、あべのハルカス展望台の目玉イベント「エッジザハルカス」を体験しているグループがいらっしゃいますね。

命綱をしていますが、手摺の前は壁のない300m上空です。
おおーーコワ。

あべのハルカスは日本で初めて300mの高さに到達した超高層ビルです。
しかし、展望台がある60階は高さ288mで、高さ300mではありません。
ホントの300mは60階の展望フロアの上にあるヘリポートです。
折角展望台に来たんだったら、やっぱり300mの高さを体験したい!というわけで別途500円を支払うと体験できる「ヘリポートツアー」に参加してみました。

ヘリポートの周りには柵がありますが柵には触ってはダメという案内をされます。
実際にヘリコプターが降りる時は柵が動いて平になる可動式の柵になっているそうです。

高さ60m以上の建物には航空法で設置が義務付けられている航空障害灯
夜になると高層ビルから赤い光が点灯もしくは点滅している光景が見られますと思いますが、それがこれです。
近くで見ると思っていた以上に大きいと感じます。

北東側の隅には大阪市消防局と書かれた機械が設置されています。
係りの人にこれは何ですか?と聞いてみたら、大阪市内で火災が起こった際に、現場を撮影する高性能ズームカメラとのことです。
なるほど、300m高さからだと遮るものがないから広範囲を撮影できますもんね。

ヘリポートの北西側には300mを意味する300の数字が床に書かれていますので梅田方面の超高層ビルを背景にパチリ。
なかなかの映えポイントですね。

改めて300mの高さでガラスなどの遮るものが無い状態で撮影してみました。
難波から淀屋橋にかけて。

ちょっと角度を変えて心斎橋から梅田にかけて。
スマホ撮影でしたのでズーム性能に限界がありますね。

真ん中に写っているOAPタワーの右上の微かに写っている丸いのが万博公園にある日本一の大きさを誇る観覧車、「大阪ホイール」です。
この日はちょっと霞んでいるからぼやけていますが晴れていたらもっとクッキリ見えるそうです。

大阪城公園・OBP周辺
左端に写っている高層ビル、クリスタルタワーの左下に大坂城天守閣が写っています。
大阪城は地上からの高さが58mと平城としてはなかなかの高さを誇る城ですが、超高層ビル群と一緒に写すと地味になっちゃいますね。

最後は同じ300mの高さから写したエッジザハルカス
夕刻の太陽光が反射した木津川とのコントラストがイイですね。
それにしてもコワそう。

六本木ヒルズの屋上から見た東京の風景と比べるとやっぱり超高層ビルの密集度は体感的には5分の1くらいと感じました。
東京に比べるとまだまだビルの数は少ないですが、2025年の大阪万博の開催が決定したので、今後起こるであろう建設ラッシュにより大阪の摩天楼がどんどん広がる事を期待します。
今度は一眼レフカメラを持って来たいと思います。
あべのハルカス展望台
タグ : ビル・建物.